乳幼児(6ヶ月~4歳)の新型コロナワクチン接種について、診察室でよく相談を受けます。
お父さんお母さんは、すごく迷いますよね。よく理解できます。
小児医療の現場で、様々な新型コロナの症例を経験し、仲間からの情報をもとに私自身は「接種してもいいんじゃないかな」と考えています。
新型コロナウイルスの時代が継続するなか、感染の主役は子どもたち・高齢者になってくるかと予想されます。たしかに、子どもたちにとっては風邪程度の軽くすむケースがほとんどです。しかしながら、子どもたちが感染の主役となった第7波では、重症化して入院・死亡する例もありました。ワクチンの効果には重症化予防が期待できます。それに加え、ワクチン内の成分量は成人の10分の1になっており、副反応の程度も比率も低くなっています。
このメリットとデメリットをどう考えるかは、保護者であるお父さんお母さんに判断していただくよりありません。
私はワクチン接種すること・しないこと、どちらも正解かなと思っています。どちらにしても、一方を非難することなく、いろんな意見を受け止める社会でいたいですね。
下記サイトも参考になさって下さい。
生後6か月以上5歳未満の小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方~日本小児科学会