夏休みが終わりましたね。暑い夏でしたので、汗や痒みのトラブルが例年より多かった印象です。これからも暑い夏が続くことを考えると、赤ちゃんのロンパースは暑いんじゃないかな?とセパレートのほうがいいかな?と思っています。夏につなぎの服、大人だったら着ませんもんね。学会で勉強してきたことを、簡単に報告させていただきますね。
「睡眠が大事。」ということは誰しもわかっていますが、その理由まで答えられる人は少ないかもしれません。私たち大人は、成長が止まっています、残念ながら。昼間の活動の疲れをとるべく、睡眠をとります。しかし、成長する子どもたちは睡眠中に成長します。背を伸ばす成長ホルモンも、精神を育むメラトニンホルモンも夜間に分泌されるからです。小児神経の専門医の先生は講演で「現代の光刺激の多い社会では、もはや睡眠を自然にとるようになることは難しい時代ともいえます。睡眠をとる環境を整備してあげて、睡眠がとれるようにトレーニングをすることも必要な時代です。」と述べていました。日本人は現在、国際社会の中で最も睡眠時間が短い人種と言われています。その影響が子どもたちの神経発達にも影響がでているようで、発達神経症の増加の一因に睡眠不足があげられています。生後すぐから夜暗くなったら寝る、すなわち8時には寝る習慣を子どもたちにプレゼントしてあげたいものです。現在の日本の子どもの平均睡眠開始時間は9時ですが、これを1時間早める努力が必要であり、赤ちゃん時間に周囲の大人が合わせてあげる必要があるでしょう。夜8時に寝かせることは、大変なことと思いますが、赤ちゃんが早く寝た分、そのあとに自分時間が増えることを考えると、メリットもたくさんあると思いますよ。クリニックはママの睡眠応援団であるスタッフが睡眠の指導をすることもあります。ご相談ください。