一歳未満の子に蜂蜜は与えないで。
「蜂蜜摂取の生後6カ月男児死亡 乳児ボツリヌス症、全国初」というニュースが8日の新聞にありました。以下原文です。
「東京都は7日、離乳食として蜂蜜を摂取していた足立区内の生後6カ月の男児が乳児ボツリヌス症で死亡したと発表した。都によると、統計がある昭和61年以降、乳児ボツリヌス症での死亡は全国初。
蜂蜜は乳児ボツリヌス症の原因になる可能性があり、容器のラベルなどで1歳未満の乳児に摂取させないよう注意されている食品だが、家族は「知らなかった」と話しているという。
都によると、家族が1月中旬ごろからジュースに市販の蜂蜜を混ぜ、男児に飲ませていた。2月20日にけいれんや呼吸不全などの症状が出たため医療機関に搬送され、3月30日に死亡。男児の便や自宅の蜂蜜からボツリヌス菌が検出され、同菌が原因の乳児ボツリヌス症で死亡したと断定された。(産経ニュースから引用)」
一歳以下の子に食べさせないほうがいいものとして、お刺身などの生物、蜂蜜、固いピーナッツがあります。生物は細菌感染のリスクが高いから。蜂蜜は前述のボツリヌス菌感染予防のため(加熱しても菌の芽胞は死滅しません)。ピーナッツは奥歯が生えて、しっかりかみ砕けるようになるなってからがいいでしょう。ピーナッツは誤飲が多いのです。ペーストや茹で落花生はいいと思います。
ボツリヌスの話に戻りますが、ママが蜂蜜を摂取するのは問題ありません。母乳への移行はないからです。妊婦さんも問題ありません。ただし、赤ちゃんが間違って舐めてしまわないような管理は必要ですね。
一歳以上の子は、消化機能の成熟によって感染の心配はいりません。
※ 追記 茶碗蒸しやスープに溶き卵を入れるなどの卵の加熱処理が弱いものは、アレルギーのリスクが高い子、離乳食初期にはあげないでくださいね。茶碗蒸しはイメージで、軟らかくて赤ちゃんにあげやすい食品かもしれませんが、蕁麻疹でる子も時々います。
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